{{indexmenu_n>130}} ====== ハイエンドGPU で V-Ray GPU を使用する ====== 新しいAda世代のNvdia社GPU は、Ada Lovelace アーキテクチャを活用してパフォーマンスに大きな飛躍をもたらします。この記事では、RTX 4090 などのハイエンドGPUでの GPU の使用状況と、GPUから最高のパフォーマンスを引き出すための役立つヒントについて説明します。 Windows タスクマネージャーは GPUパフォーマンスの調査には役に立たないことに注意してください。GPU リソースの監視には GPU-Z や MSI AfterBurner などの外部ツールを使用することをお勧めします。 ===== ハイエンドGPUをIPR(インタラクティブレンダリング)で使うヒント ===== 複数のハイエンドGPUを使用している場合、最適なパフォーマンスとGPU使用率を得るには、インタラクティブレンダリング用の設定を調整する必要があります。デフォルト設定は、ミッドレンジ GPU で最高のインタラクティブを実現するように最適化されています。以下は、ハイエンドGPU用のすぐに使用できるプリセットです。 {{:chaosgroup:gpu:3dsmax_gpu_interactive.png?direct|}}\\ 3dsmax {{:chaosgroup:gpu:maya_gpu_interactive.png?direct|}}\\ Maya ハイエンドGPU用のIPR用プリセット(RTX 3090 and RTX 4090) * Rays Per Pixel 4 * Ray Bundle Size 256 * Undersampling 2 複数のハイエンドGPUが存在する環境でのIPRプリセット(RTX 3090 および RTX 4090複数) * Rays Per Pixel to 8 * Ray Bundle Size to 512 IPR Rays Per Pixel(値の範囲 = 1~8) は、1回のイメージサンプリングパスでピクセル毎にトレースされるRayの数です。値が大きいほど画像が滑らかになり、さらにRTX 3090 などのハイエンドカードの GPU使用率が増加します。 IPR レイバンドル サイズ (値の範囲 = 128 ~ 512) アンダーサンプリングの値は個人的な好みなので、自由に試してみてください。 V-Ray GPU でのインタラクティブ レンダリングの使用の詳細については[[:chaosgroup:gpu:iprsettings|こちらをご覧ください。]] {{ youtube>jkX8Ta3DOKg?large }}\\ \\ レンダーエレメントの使用は可能な限り最小限に抑えてください。レンダーエレメントはパフォーマンスに大きな影響を与えます。 IPRの場合は、最終レンダリングまで無効にすることができます。 このグラフは、GPU使用率に対するレンダーエレメントの影響を示しています。この例では、Cryptomatte、Denoizer、Lights Selects などの 25 のレンダーエレメントがあります。エレメントありの場合、GPUの使用率が100%を維持していません。 {{ :chaosgroup:gpu:99f28f8e-e397-4078-9952-5701086287fd.png?nolink |}}\\ \\ ===== ハイエンドGPUを最終レンダリング(プロダクションレンダリング)で使うヒント ===== * レンダリングログで以下の「警告(warning)」が無いか確認してください。これは、V-Ray GPU にシーンをレンダリングするための十分な GPU メモリがない場合に発生します。これはパフォーマンスに大きく影響します。この警告を回避するには、こちらのガイドを使用してシーンの GPU メモリ使用量を最適化する必要があります。 Num samples per thread reduced to xxxxx, rendering might be slower {{ :chaosgroup:gpu:screenshot_126.png?nolink |}} * GPUドライバー、V-Rayのビルド、またはハードウェアを変更したばかりの場合、V-Ray GPU は初回実行時にレンダリング カーネルをコンパイルします。これには約 20 ~ 30 秒かかりますが、その間 GPU の使用率は低くなります。これは、ハードウェア、ドライバー、または V-Ray バージョンを変更した後に1回だけ発生します。 * レンダリングにはプログレッシブ・イメージサンプラーを使用します。通常、バケットモードよりも高速でメモリ効率が高くなります。 * 複数のハイエンドGPUがある場合は、V-Rayのデバイスセレクターの [Low priority] オプションを使用しないでください。このオプションは、レンダリング中にGUIの描画に問題があるミッドエンドおよびローエンド GPU でのみ使用することを目的としています。 {{ :chaosgroup:gpu:screenshot_242.png?nolink |}} * GPUでライトキャッシュを有効化するとGPU上でLightCacheをレンダリングするようになり、通常はフレームの開始時に数秒かかりますが、CPUライトキャッシュよりも非常に高速な処理になります。 GPU LC の計算には1つの GPU のみが使用され、レンダリングの開始時にGPU使用率が数秒間 100% を下回りますが、これは正常です。 * 可能な限りレンダリングフレーム内に空きスペースを持たないようにしてください。これはパフォーマンスと GPU の使用率に影響します。 * 特に1つのGPUが他のデバイスよりも大幅に高速な場合は、2つの異なる GPU アーキテクチャを混在させないでください。 * 必ずChaosが推奨するドライバーバージョンを使用してください。 * ハイエンドGPUを使用する場合、少なくとも 6つの物理コアを備えた CPUを備えた環境である事を推奨します。 * GPU や CPU のサーマルスロットリング(高温化による破損の保護)は、パフォーマンスと GPU の使用率に影響します。 Ampere GPU と Ada GPU は約 81 ℃ でスロットルが発動しますが、良好なエアフローと低電圧がこれに役立つ可能性があります。 * シーンの GPU 使用率が依然として低い場合は、サポートまでシーンを添付してご連絡ください。