====== ポータブルインストール ====== このページはプロダクション環境でのインストールを解説しています。(管理者向け)\\ 個人で通常利用される場合は[[chaosgroup:vbld:install:start|インストーラーを使用した通常インストール]]を行ってください。 ===== 概要 ===== V-Ray インストーラーは解凍してポータブルバージョンとして使用できます。ポータブルインストールを作成すると、通常のインストーラーに比べていくつかの利点があります: * ポータブルインストールでは、複数のBlender インスタンスを起動するときにカスタム環境を設定できます。(通常のインストールを複数回実行すると、V-Ray 環境変数が最後のインストールによって上書きされてしまいます) * ポータブルインストールを使用すると、任意の場所またはネットワークドライブからでも V-Ray for Blender および V-Ray Standalone を実行できます。そうすることで、複数のユーザーがローカルでインストールを実行することなく、環境変数を設定するスクリプトだけを使用して、V-Rayとともに Blender を起動できます。 * 全てのユーザーのコンピュータでインストーラを実行する必要がないため、ポータブルインストールのアップグレードはフォルダを入れ替えるだけで非常に簡単です。 * ポータブルインストールでは、再インストールすることなく、異なる V-Rayバージョン間ですばやく切り替えることができます。 V-Ray ポータブル インストールで Chaos Unified ログイン ( 1 回のログインで全ての Chaos アプリケーションへのアクセスを許可するプログラム) を使用するには、[[https://download.chaos.com/?platform=47&product=67|個別にダウンロードして]]インストールする必要があります。 ポータブルインストールから V-Ray を使用する場合、レンダリングを開始するには EULA に同意する必要があります。初めてレンダリングを開始するときに、ポップアップ ウィンドウが表示され、EULA に同意するよう求められます。バッチ レンダリングは例外です。 EULAに同意すると同意ファイルが生成されます。このファイルの存在があれば次回からEULAの同意はスキップされます。 ---- ===== ポータブルに V-Ray を実行するために必要な手順 ===== ポータブルインストール用のファイルを作成するには、次のことを行う必要があります: - V-Ray for Blenderインストーラーをダウンロードします - インストールファイルを展開します。展開方法ついては、このページの「インストールファイルの展開」セクションを参照してください - V-Ray for Blender の実行に必要な環境変数を設定します。詳細については、このページの「環境セットアップ」セクションを参照してください - ライセンスをアクティブ化します。方法については「製品のアクティベート」ページにアクセスしてください - Blender を実行します。 ----- ===== インストールファイルを展開 ===== インストールを適切な場所に展開し、後で任意のコンピュータでV-Rayを実行する為に使用できます。詳細なステップバイステップガイドは次のとおりです: 1. V-Rayインストーラーの実行ファイル (.exe)をダウンロードします。\\ 2. コマンドプロンプトやコンソールを開きます。ダウンロードしたインストーラーを -unpackInstall=解凍する場所 の引数をつけて実行します。 Tips: Windowsコマンドプロンプトでは、解凍先フォルダーをコマンドプロンプトウィンドウにドラッグ&ドロップして、そのディレクトリパスを挿入する事ができます。 Enterキーを押してコマンドを実行します。例えば、全てのポータブルV-Rayビルドを格納する vray_builds という新しいフォルダーを作成し、その中にサブフォルダーを作成し、V-Rayビルドバージョンに応じて名前を付けることができます (例: vray_adv_62000_blender410_x64)。 **例:** D:\Downloads\vray_adv_62000_blender410_x64.exe -unpackInstall=D:\vray_builds\vray_62000_blender410 インストーラーを展開すると、フォルダー構造は次のようになります: D:\vray_builds\ ├── vray_62000_blender410\ │ ├── blender_root\ │ ├── blender_vray\ │ └── vray\ D:\vray_builds の場所は一例です。ポータブルインスタレーションはどこにでも設置できます。 3. 新しいコマンドプロンプトで必要な環境変数を設定し、V-Ray for Blender を実行します。 ---- ===== 環境変数の設定 ===== ポータブルインストールを使用するには、V-Ray モジュールファイルへの環境変数を設定する必要があります。 V-Ray モジュールは <解凍された場所>/blender_root/modules にあります。これには、V-Ray for Blender を実行する為に必要な全てファイルが含まれています。また、モジュールファイルを使用して環境を設定する方法を記載した Readme 部分もあります。次の 2 つの方法のいずれかを使用して設定できます。 推奨: **BLENDER_MODULE_PATH** 変数を使用して、モジュールファイルのあるフォルダーを指定します。コマンドプロンプトまたはターミナルを開いて次の様に入力します: 以下のディレクトリとバージョン名の例は、vray_adv_62000_blender410_x64.exe が D:\vray_builds\vray_62000_blender410\ に展開されている Windows上の V-Ray for Blender を使用する場合を想定しています。\\ ここでは、環境変数とその説明および例のリストを示します。完全なセットアップの例を以下に示します。 set BLENDER_MODULE_PATH=D:\vray_builds\vray_62000_blender410\blender_root\modules;%BLENDER_MODULE_PATH% 真にポータブルなインストールは、BLENDER_MODULE_PATH を宣言して Blender を起動する .bat ファイルを使用してデプロイできます。複数のスクリプトを使用でき、それぞれが異なる V-Ray バージョンのモジュールを使用してBlender を起動できます。 モジュールファイルを Blender のフォルダー内に移動すると、セットアップを迅速に行うのに便利ですが、完全にポータブル化できなくなります。 ----- ===== ライセンスの参照先を指定 ===== V-Rayを実行するには、Blenderモジュールフォルダへの環境変数とは別に、ライセンスの参照先を設定する必要があります。 ライセンス参照先はBlenderインストーラーに含まれるライセンス設定変更するツール(setvrlservice.exe)を使用してライセンスをセットアップできます。 あるいは、**VRAY_AUTH_CLIENT_FILE_PATH** 環境変数を使用して、V-Ray ライセンスサーバーの参照先 (IP アドレスとポート番号) を保持する vrlclient.xml ファイルを含むフォルダーを指定することもできます。 ポータブルインストールでは環境変数を使用することが最善のオプションであり、vrlclient.xml ファイルを手動で作成する必要がある場合、以下の様に記述してください。 10.0.0.100 30304 30304 30304