テキストレイヤーのテキストは {object:property} のような埋め込みフィールドを含む事ができます。埋め込みフィールドはテキストが表示される時に具体的なテキストに置き替えられます。例えば {timeline:frame} は現在のフレームと置き換えられ、{4:timecode}は4つめのレイヤーの埋め込みタイムコードと置き換えられます。
特定のフィールドの展開を無効にしたい時は、“{“を2つ繋げます。例えば、”{clock:date}“というテキストを表示したい場合は、"{{clock:date}"と入力します。
フィールドのオブジェクト(コロンの前部分)は、”composition”、“timeline”、“clock”、“mask”、レイヤー、レイヤーセットの値を取る事ができます。
さらにフォーマットコードは # フラグで変更できます。
composition オブジェクトはプロパティを一つサポートします。
| {composition:name} | “fields.pdpcomp”のような、コンポジション名 |
timelineオブジェクトは以下のオブジェクトをサポートします。
| {timeline:frame} 現在のフレーム | |
| {timeline:frame+2} | 現在のフレーム+2 |
| {timeline:frame-1} | 現在のフレーム-1 |
| {timeline:frame,4} | 4桁で表示する現在のフレーム(足りない桁は0で埋めます) |
| {timeline:frame-1,4} | 4桁で表示する現在のフレーム-1 |
| {timeline:timecode} | 現在のfpsでの現在のフレームのタイムコード |
| {timeline:timecode+584} | 現在のフレーム+584のタイムコード |
| {timeline:timecode/30} | 現在のフレームのタイムコード(30fpsでの表記) |
| {timeline:timecode/29.97} | 現在のフレームのドロップフレームNTSCタイムコード |
| {timeline:timecode+85521/24} | 現在のフレーム+85521のタイムコード(24fpsでの表記) |
clockオブジェクトは以下のオブジェクトをサポートします。
| {clock:date} | 現在の日付(短い表記) |
| {clock:longdate} | 現在の日付(長い表記) |
| {clock:time} | 現在の時間 |
| {clock:%Y-%m-%d} | 「年-月-日」形式の現在の日付 |
| {clock:%d.%m.%Y} | 「日-月-年」形式の現在の日付 |
| {clock:%H:%M:%S} | 「24時間表記の時間:分:秒」形式の現在の時間 |
clockオブジェクトはフォーマット文字をプロパティとしてサポートしています。ストリング中で以下のフォーマットコードは説明のように置き換えられます。
| %a | 短縮された曜日の名前 |
| %A | 曜日の名前 |
| %b | 短縮された月の名前 |
| %B | 月の名前 |
| %c | 現在の日付と時間 |
| %d | 月単位での日にち(01-31) |
| %H | 24時間表記での時間(00-23) |
| %I | 12時間表記での時間(01-12) |
| %j | 年単位での日にち(001-366) |
| %m | 月(1-12) |
| %M | 分(00-59) |
| %p | 12時間表記のためのAM/PMインジケーター |
| %S | 秒(00-59) |
| %U | 日曜を週初めとした、年単位での週(00-53) |
| %w | 日曜を0とした、週単位での日にち(0-6) |
| %W | 月曜を週初めとした、年単位での週(00-53) |
| %x | 現在の日付 |
| %X | 現在の時間 |
| %y | 世紀を除いた年(00-99) |
| %Y | 西暦 |
| %z, %Z | レジストリの設定による、タイムゾーン名または短縮タイムゾーン名;タイムゾーンが不明な場合は空白になります |
| %% | パーセント記号 |
maskオブジェクトは以下のオブジェクトをサポートします。
| {mask:width} | 現在のマスクの横幅 |
| {mask:height} | 現在のマスクの縦幅 |
レイヤーはインデックスまたは名前によって識別されます。プラスの数値のインデックスはレイヤースタックの上から数えた番号で、マイナスの数値のインデックスは下から数えた番号です。例えば{1:name}は最初のレイヤーの名前を表し、{-1:name}は最後の(一番下の)レイヤーの名前を表します。レイヤーの指定に名前を使う場合は、{'######.dpx':path}のようにレイヤー名の前後に引用符「'」を付けます。'######.dpx'の次のレイヤーは{'######.dpx'+1:path}で表す事ができ、この他の補正値も同様に使う事ができます。
layerオブジェクトは以下のオブジェクトをサポートします。
| {1:name} | レイヤーの名前 |
| {1:width} | レイヤーの横幅 |
| {1:height} | レイヤーの縦幅 |
| {1:length} | レイヤーの長さ(フレーム表記) |
| {1:timecode} | ファイルヘッダーからの埋め込みタイムコード |
| {1:edgecode} | ファイルヘッダーからの埋め込みエッジコード |
| {1:keycode} | エッジコードと同じ |
以下の3つのフィールドでは({timeline:frame}に記載されている)オフセットと桁の指定が使えます。
| {1:frame} | 0を基点としたレイヤーのフレーム |
| {1:fnframe} | ファイルネームからのフレーム |
| {1:emframe} | ファイルヘッダーからの埋め込みフレーム |
| {1:path} | 現在のフレームのパス |
pathプロパティには、パスに含まれる要素(ドライブやフォルダ名)を指定するためのインデックスを付ける事ができます。
| {1:path[1]} | パスの最初の要素を選択します。 |
| {1:path[2]} | パスの2つめの要素を選択します。 |
| {1:path[-1]} | パスの最後の要素(ファイル名)を選択します。 |
| {1:path[1..3]} | 最初の3つの要素を選択します。 |
| {1:path[1..-2]} | 最初~最後から2つめまで(ファイル名以外の全ての要素)を選択します。 |
{1:path} の出力が “D:\footage\000186_10\557568.dpx”だとすると、
| {1:path[1]} | “D:\” |
| {1:path[2]} | “footage\” |
| {1:path[3]} | “000186_10\” |
| {1:path[4]} | “557568.dpx” |
| {1:path[5]} | ““ |
| {1:path[-1]} | “557568.dpx” |
| {1:path[-2]} | “000186_10\” |
| {1:path[-3]} | “footage\” |
| {1:path[-4]} | “D:\” |
| {1:path[-5]} | ”“ |
| {1:path[1..2]} | “D:\footage\” |
| {1:path[-2..-1]} | “000186_10\557568.dpx” |
レイヤープロパティはレイヤーセットと共に使う事もできます。この場合、フィールドはレイヤーセット内の複数のレイヤーのプロパティを改行で区切ったもので置き換わります。例えば、最初の3つのレイヤーの名前が”Layer 1”、“Layer 2” 、“Layer 3”だとすると、{1,2,3:name}は以下のように置き換えられます。
レイヤーセットは以下の形式で指定する事ができます。
selection、 -selection = 現在選択しているレイヤーがレイヤーセットになります。 -selectionも同じですが、表示する順番が逆になります
例:
{selection:name}
group(K)、-group(K) = KというグループIDを持つレイヤーがレイヤーセットになります。 -groupは逆順になります。
例:
{-group(4):timecode}
layerA..layerB = layerAからlayerBまでの連続したレイヤーがレイヤーセットになります。layerは(前のセクションと同じく)インデックスか名前で指定します。
例:
{1..5:name},
{1..-1:name}, {'Adjustment 1'+1..-1:name}
set,set,…set = 複数のレイヤーセットを繋げたものがレイヤーセットになります。
例:
{1..2,5,8..-1:name},
{group(1),group(2):path}
set!set = 最初のレイヤーセットから2つめのレイヤーセットに含まれるレイヤーを除きます。最初のセットが存在しない場合は、全てのレイヤーを最初のセットとします。例えば、{!group(1):name}はグループ1に含まれない全てのレイヤーの名前になります。{group(2)!1..5:name}はグループ2に含まれるレイヤーのうちインデックスが1から5までの間ではない全てのレイヤーの名前になります。追加の構文{set::property}は、'set'の中で現在の時間がイン点/アウト点内に入っている最初のレイヤーを調べます。プロパティは該当するレイヤーのものが使われます。これは、いくつかのクリップを時間軸に対して連続して配置する場合に便利です。例えば、レイヤースタックの最後の3つがそのような連続した配置になっている場合、{-3..-1::timecode}と{-1..-3::timecode}は両方とも現在のクリップのタイムコードになります。2つの違いは、最初の例は上から下に調べるのに対して、2つ目の例は下から上へ調べる事です。これは、レイヤーがオーバーラップしている場合重要になる可能性があります。
#フラグはどのフォーマット文字の前にも置く事ができます。 それにより、フォーマットコードの意味は次のように変更されます。
| %#a, %#A, %#b, %#B, %#p, %#X, %#z, %#Z, %#% | #フラグは無視されます |
| %#c | “Tuesday, March 14, 1995, 12:41:29”のような、長い表記の現在の日付と時間 |
| %#x | “Tuesday, March 14, 1995”のような、長い表記の現在の日付 |
| %#d, %#H, %#I, %#j, %#m, %#M, %#S, %#U, %#w, %#W, %#y, %#Y | (もしあれば)先頭にある0を取り除きます |